女性の抜け毛とシャンプー方法の関係性|正しい洗髪方法やシャンプー時の抜け毛についても解説

掲載日:2020.02.20 更新日:2020.02.20

この記事の監修 アンファー株式会社

女性にとって髪はとても大切なもの。抜け毛が増えると「そのまま薄毛になってしまうのでは…?」と心配ですよね。実は、抜け毛には洗髪方法が大きく関わっています。そこで今回は、抜け毛を減らすために知っておきたい正しい洗髪方法を紹介します。

シャンプーで抜ける髪の本数は何本までOK?

人の髪は、1日に平均して100本程度抜け落ちるとされています。また、夏から秋にかけての季節は、強い紫外線が頭皮へダメージを与えることから、1日に200本近く抜けることもあります。100本というと多いように思われますが、髪はおよそ10万本生えています。抜けた分、毎日新しい髪が生えてくるので、100本抜けたとしても問題ありません。
100本はあくまで平均なので、それより多く抜けていたとしても、見るからに薄毛になるなど大きな変化がなければ、心配しなくてもよいでしょう。

シャンプー時の抜け毛が正常かチェックする方法

シャンプー時に抜け毛が多いと感じたら、それが正常抜け毛なのか異常な抜け毛なのか、毛根を見てチェックしてみましょう。以下にそれぞれの毛根の特徴をまとめました。

【正常な抜け毛の特徴】

  • 根元に丸みがある
  • 根元から毛先まで髪の太さが同じ

【異常な抜け毛の特徴】

  • 根元に丸みがない
  • 根元に汚れがついている
  • 根元から毛先に向かって髪が細くなっている

正常な抜け毛はハリコシのある健康な髪ですが、異常な抜け毛は細くツヤのない弱々しい髪です。抜け毛の原因としては毛穴の詰まりも考えられるため、髪の根元に皮脂や汚れがついていたら、異常な抜け毛であると言えます。

シャンプーの際に抜け毛が発生する3つの原因

ここではシャンプー時に抜け毛が発生する3つの原因について解説します。

  • 原因①自然な抜け毛
  • 原因②ストレスや生活習慣の影響で髪が弱って抜けやすくなっている
  • 原因③洗髪方法・シャンプーに問題がある

原因①自然な抜け毛

シャンプー時の抜け毛の原因としてまず考えられるのが、自然な抜け毛です。本来、自然に抜けた髪は地面に落ちますが、ほかの髪と絡みついて地面に落ちず、シャンプーのときに手についてくることがあります。そのため、シャンプーしたときに髪が抜けたように感じるのはほとんどが錯覚なのです。
特に普段髪を縛っている場合は抜けた髪が落ちにくいので、シャンプー時に手についてくることが多いでしょう。

原因②ストレスや生活習慣の影響で髪が弱って抜けやすくなっている

髪自体が弱って抜けやすくなってしまっていると、シャンプー時の抜け毛が増加します。髪が弱る原因のひとつとしては、ストレスや睡眠不足、食生活など生活習慣の乱れが挙げられます。

ストレスを感じると血管が収縮し、頭皮の血行が悪くなってしまうため、髪の成長に必要な栄養が行き渡りにくくなります。その結果、髪が弱って抜けやすくなってしまうのです。 栄養の偏った食事や、睡眠不足など乱れた生活習慣も髪の成長を妨げ、抜け毛を増やす原因になります。

原因③洗髪方法・シャンプーに問題がある

洗髪方法が正しくなかったり、シャンプー自体が頭皮や髪に合っていなかったりすることも、抜け毛の原因です。頭皮や髪を傷つけるような洗い方をしていると、髪が抜けやすくなってしまいます。
また、シャンプーが髪や頭皮に合っていないとトラブルが起こりやすくなり、抜け毛も増えます。しかし、正しい洗髪方法や自分の頭皮に合ったシャンプーの選び方を知っている人は多くないはずです。
そこで、次に正しい洗髪方法とシャンプーの選び方について解説していきます。

抜け毛対策のための正しい洗髪方法

正しい洗髪方法は以下の通りです。

  • 洗髪方法①お湯で汚れをしっかり落とす
  • 洗髪方法②爪を立てない
  • 洗髪方法③お湯は温度が高すぎない35~40℃で
  • 洗髪方法④すすぎはしっかりと
  • 洗髪方法⑤自然乾燥はNG

洗髪方法①お湯で汚れをしっかり落とす

まずは洗い始めにお湯で汚れを落とすことが重要です。髪を洗うとき、ほとんどの人が最初にお湯で頭を濡らすと思いますが、このときに頭皮までしっかりお湯を当てることで、髪や頭皮の汚れの7割を落とすことができます。

逆を言えば、最初にしっかり汚れを落とさないとシャンプーをつけたとき、汚れの混じった泡で頭を洗うことになります。頭を洗うときは、はじめにお湯を頭皮にしっかり当てて、大体の汚れを落としましょう。

洗髪方法②爪を立てない

頭皮の汚れを落とそうと、爪を立ててガシガシと頭を洗う人がいますが、頭皮を傷つけてしまう恐れがあります。頭皮が傷つくと、炎症など頭皮トラブルの原因を引き起こし、抜け毛が増えてしまいます。
頭を洗うときは爪を立てず、指の腹で優しくマッサージするようにしましょう。

洗髪方法③お湯は温度が高すぎない35~40℃で

温度が高過ぎるお湯は頭皮に刺激を与えてしまうので、熱すぎるお湯での洗髪は避けましょう。皮脂は体温と同じくらいのお湯が最も落としやすいので、洗髪には35~40℃のお湯が適しています。
また熱いお湯ではシャンプーは泡立ちにくく、シャンプーを泡立てようとゴシゴシと強い力で頭皮をこすってしまう人が多く、頭皮が傷つきやすくなります。

洗髪方法④すすぎはしっかりと

シャンプーやトリートメントをつけた後、すすぎはしっかりと行いましょう。すすぎが不十分だとシャンプーやトリートメントが頭皮に残り、毛穴に刺激を与え、頭皮環境が悪化することもあります。
またすすぎ残しはフケの原因にもつながります。頭皮にシャンプーやトリートメントが残らないよう、十分すすぐようにしてください。

洗髪方法⑤自然乾燥はNG

ドライヤーによる熱ダメージを避けるためや、時短のために髪を自然乾燥させる人がいますが、自然乾燥は髪を傷める原因のひとつです。髪が濡れている状態では、表面を保護しているキューティクルが開いてダメージを受けやすくなります。
洗髪後の正しい髪の乾かし方は以下のとおりです。

  • ①タオルで髪を包むようにして水分をタオルに吸わせる
  • ②ドライヤーは髪から20cm離して使用する
  • ③ドライヤーの風は髪の根元に当てるようにする

①タオルで髪を包むようにして水分をタオルに吸わせる

洗髪後はまずはタオルで大まかな水分をふき取りましょう。このとき、タオルでゴシゴシとこすっては髪が傷ついてしまうので、そっと髪を包み込んでタオルに水分を吸わせるイメージでタオルドライしましょう。

②ドライヤーは髪から20cm離して使用する

ドライヤーの温風は、髪や頭皮に近づけすぎるとダメ―ジを与えてしまいます。必ず髪から20cmほど離して使いましょう。

③ドライヤーの風は髪の根元に当てるようにする

髪は根元を乾かせば、その熱が毛先にも伝わってある程度乾くので効率が良いです。ドライヤーの際は、根元を中心に乾かすようにしましょう。

抜け毛予防はシャンプー方法の見直しから!

今回は抜け毛とシャンプーの関係についてご紹介しました。女性の抜け毛を防ぐには、正しい洗髪方法を心がけることが大切です。抜け毛が増えたとお悩みならば、紹介した洗髪方法を実践してみてください。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。