薄毛の予防方法!薄毛の原因や食べ物との関係、シャンプーについても解説

掲載日:2020.03.12 更新日:2020.11.09

この記事の監修 アンファー株式会社

薄毛になってしまう原因の多くは、頭皮の健康状態にあります。頭皮の環境が悪いと、髪の質が悪くなり薄毛につながってしまうのです。
頭皮の健康状態を改善すれば薄毛を予防できる可能性があります。そこで今回は、女性の薄毛の予防方法についてや、頭皮の健康状態を改善するためのコツをご紹介します。

薄毛の原因とは?

一般的に、薄毛の原因には以下のようなものがあります。

  • ホルモン
  • ストレス
  • 遺伝
  • 血行不良
  • 食生活
など

女性ならではの薄毛の原因はある?

  • 出産や加齢など女性ホルモンの乱れ
  • 牽引性脱毛症

産後の女性ホルモンの乱れは、時間の経過につれ自然と治っていくものですが、生活習慣など、その他の理由については放置してしまうと、どんどん薄毛が悪化してしまう危険があるので、早急に改善する必要があります。

そのほか、女性ならではの薄毛の原因として挙げられるのが牽引性脱毛症です。女性は髪を結ぶ人も多く、毎回同じように髪の毛を縛ることで長時間毛根に負担をかけてしまい、抜け毛から脱毛症になることも。
また、エクステも髪の毛を引っ張り続けてしまうため、抜け毛の原因になる可能性があります。

薄毛のサイン・セルフチェック

薄毛のサイン・チェック項目

抜け毛が増えた
抜け毛の根元に丸みがない
抜け毛が短い、細いなど弱弱しい印象
頭皮が薄く、硬くなってきたと感じる
頭の臭いが気になる、変わった

抜け毛はヘアサイクルの一部で常に起きているものです。自然脱毛であれば問題はありません。しかし、1日に200本以上抜け毛がある場合には異常脱毛の恐れがあります。起きた時に枕についている抜け毛の量や、排水溝に溜まる髪の毛の量が明らかに増えているという場合には注意が必要です。

また、抜け毛が自然に脱毛したかどうかは、毛根が目安になります。正常な抜け毛であれば毛根が丸くふくらんでいるので、毛根チェックをしてみるとよいでしょう。抜けた毛が細く弱々しい場合には、ヘアサイクルが乱れている可能性もあります。

一方、抜け毛だけでなく頭皮に注目するのも大切です。頭皮が薄く硬い場合には血行が悪い可能性があり、髪に必要な栄養素が行き届いていないかもしれません。さらに頭皮の臭いが気になりだしたら、皮脂が過剰に増えている可能性も。頭皮で皮脂が常在菌によって分解され、遊離脂肪酸が発生することで炎症を起こし、毛母細胞を壊して健康な髪を育てるのを阻害してしまいます。

薄毛を予防するための生活習慣とは?

薄毛を予防するために、まず行いたいのが生活習慣の改善です。どのような生活を送ることで薄毛を予防できるのか、確認してみましょう。

良質な睡眠を取る

髪の成長に必要な成長ホルモンは夜の10時から2時頃に最も多く分泌されます。成長ホルモンは、髪の主な成分であるタンパク質の合成を促進させ、髪を作るスピードを高めるとともに、強い髪を作ります。
そのため、夜の10時から2時の間を含めてしっかり睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌と働きを高めることができ、健康な髪を生やすことができるのです。この時間帯にぐっすりと眠れるように、眠る前にはなるべくスマホやPCなど覚醒効果のあるものに触れないようにする、お風呂に入ってリラックスしておくなどの対策を取ると良いでしょう。

ストレス発散する・ため込まない

ストレスも髪の発育に悪影響を与えてしまいます。人はストレスを感じると、緊張から血管が収縮し、血流が悪くなります。そのため頭皮の血行も悪くなってしまい、薄毛の原因になってしまうのです。

また、ストレスが溜まっていると深い眠りにつくのが難しくなってしまいます。眠りが浅いと髪の成長に必要な成長ホルモンの分泌が減少してしまうのです。このようにストレスは髪の健康に悪い影響を与えてしまうので、自分なりの解消法を見つけてストレスをなるべく溜めないようにしましょう。

有酸素運動を取り入れる

全身の筋肉を動かすことでたくさんの酸素を取り込むことができる有酸素運動は、血行改善に効果的です。
まずはウォーキングやジョギングなど実践しやすいものから取り組んでみましょう。天気の良い日に気分転換も兼ねてサイクリングするなどもストレス発散もできて一石二鳥です。

回数の目安は週に3~5回、1日20分程度です。一回に20分はできなくても、朝に10分、夜に10分など分けて行うのもおすすめ。心臓から血液を送り出す機能を高め、血行の改善に繋がるでしょう。

食事内容やサプリで栄養バランスの見直し

私たちの身体は、毎日口にする食事で作られています。そのため、健康な身体作りには栄養が欠かせません。それは、髪も同じことです。健康な髪を育てるには、食事やサプリで髪に良い栄養素を十分に摂ることが大切です。

髪の健康に良い主な栄養素として、以下の3つが挙げられます。

  • タンパク質
  • ビタミン
  • ミネラル

タンパク質は髪の主成分です。ビタミン、ミネラルには髪の生成を助けたり促したりするほか、髪の土台である頭皮を健康に保つ効果があるので、これらの栄養素はしっかり摂るようにしましょう。

タンパク質を多く含むおすすめの食材としては、肉・魚・卵・大豆・乳製品などが挙げられます。髪の栄養に不可欠なビタミンの種類はA、B群、C、Eとされています。
ミネラルについては、牡蠣や豚レバーなどに多く含まれる亜鉛が重要です。苦手な方はサプリから摂ると良いでしょう。

タンパク質、ビタミン、ミネラルは健康な髪作りに欠かせませんが、ポイントはこれらをバランスよく摂ることです。髪に良いからと言って、例えば牡蠣ばかり食べても効果はありません。むしろ、一定の栄養素をとり過ぎるのは、身体に悪影響を与える場合もあるので注意が必要です。

良い栄養素を摂ることに加え、暴飲暴食を控えることも大切です。特に過度な飲酒はビタミンや亜鉛などのミネラル吸収を阻害し、育毛に影響してしまいます。また、食べ過ぎも体脂肪を蓄積してしまい、肥満の原因にもなるため注意しましょう。

薄毛を予防するための正しい洗髪

頭皮と髪を健やかに保つためには、まず正しい洗髪方法の実践が重要です。 正しい洗髪方法を解説します。

  1. ①シャンプーの前に”頭皮”を洗う
  2. ②シャンプー中は指の腹で頭皮をマッサージしながら洗う
  3. ③すすぐ時はゆっくり時間をかけてシャンプーをしっかり流す

①シャンプーの前に”頭皮”を洗う

シャンプーをするには髪を濡らしておく必要がありますが、このときに髪を濡らすだけでは、良くありません。シャンプー前には、頭皮にもしっかりお湯を当てて頭皮を”洗う”ことが重要なのです。

実は、頭皮や髪の毛の汚れの多くはシャンプー前のお湯洗いで流すことができます。逆に、シャンプー前に髪をサッと濡らす程度では頭皮の汚れが落ちないので、頭皮の健康に良くありません。

②シャンプー中は指の腹で頭皮をマッサージしながら洗う

あなたはシャンプーをしているとき、汚れをしっかり落とそうと強い力でごしごしと洗っていませんか?
強い力で頭皮をこすると頭皮にダメージを与えてしまい、薄毛・抜け毛を進行させてしまうことも。

シャンプー中は指の腹を使って、優しく頭皮をマッサージしながら洗うことを意識しましょう。頭皮のマッサージは、指の腹で優しく揉むようにし、時に指を止め、じんわりと力を入れて刺激すると効果的です。

また、濡れた髪はとてもダメージを受けやすい状態です。髪同士もなるべくこすり合わせないように注意しましょう。もし泡立ちが足りないのであれば、髪をこするのではなく、泡立てネットなどで泡立てましょう。

③すすぐ時はゆっくり時間をかけてシャンプーをしっかり流す

もし髪や頭皮にシャンプーやトリートメントの流し残しがあると、髪や頭皮が大きなストレスを受けてしまいます。そのため、すすぎはとても重要です。
襟足の方から時間をかけてすすぎ残しの無いようにしっかりとすすぎましょう。

薄毛予防のための正しいヘアケア

薄毛を予防するためには、正しいヘアケアについても確認しておきましょう。

正しいドライヤーの使い方の実践

頭皮や髪は熱に弱い特徴があります。ドライヤーの吹き出し口からでる熱風は100度近くあるといわれており、頭皮に近づけすぎるとダメージを与えてしまい、やけどになることもあります。10~20cm程度離し、同じ部分に風が当たらないように気を付けましょう。

また、ドライヤー前にタオルドライをすると、ドライヤーをかける時間を短くすることができ、熱の影響を軽減することもできます。タオルで水分を吸収してから、ドライヤーをしましょう。

シャンプー後、自然乾燥で済ませてしまう人もいますが、これはNGです。湿った状態は頭皮の常在菌を過剰に繁殖させやすくなり、頭皮環境悪化の原因にもなります。正しくドライヤーをかけ、乾燥させましょう。

頭皮マッサージをする

硬くなった頭皮をマッサージして柔らかくすることで、血行促進をして薄毛予防の効果が期待できます。5本指の腹を使い、襟足の付け根からマッサージをしてみましょう。押すように少しずつ後頭部へと進み、頭頂部、前頭部に指を進めながらマッサージしていきます。
爪が当たると頭皮を傷つけることもあるので、注意しましょう。

薄毛を予防したい・薄毛が気になるならクリニックへ相談してみましょう

薄毛が気になっている、まだ気にならないけど今のうちから予防をしておきたいと考えるのであれば、クリニックでの相談もおすすめです。
クリニックでは、薄毛改善だけでなく、薄毛予防の相談ができるところもあります。また、薄毛のメカニズムの説明や生活習慣へのアドバイスを行なっているところも多いので、薄毛の知識や具体的な対策を練ることもできます。

薄毛の対策は早ければ早いほどよいと言われています。クリニックに行くことで自分に合った改善方法や治療を始められるでしょう。

女性ならではの薄毛の原因をチェック!早めに予防を始めましょう

薄毛の原因には、女性ならではのものもあります。しっかりチェックして、予防を行いましょう。 薄毛予防のために効果的な生活習慣や正しい洗髪方法、ヘアケアなどをご紹介しました。
セルフケアでできることから始めてもよいですが、薄毛が気になるのであればクリニックへの相談もおすすめです。頭皮の状態を見てもらえ、具体的な改善方法も分かるでしょう。薄毛予防や改善は早ければ早いほどよいので、すぐに始めましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。