頭皮がボコボコでかゆい!リンパが原因って本当ですか?

掲載日:2020.02.18 更新日:2020.07.17

この記事の監修 アンファー株式会社

頭皮の状態がコリ固まっている可能性が!リンパを流すことでかゆみや、ボコボコが解消されます。

頭皮をふと触ってみたら、ボコボコとしている!そのような場合、頭皮がコリ固まっていたり、老廃物がたまったりしている可能性が考えられます。また、できものやニキビの場合も。頭皮がボコボコになる原因や状態のチェック方法、さらに改善法についてもご紹介します。

ボコボコの正体は頭のコリやできもの

頭皮をふと触ったらボコボコと凹凸を感じることがあります。頭皮の血行不良による地肌のコリであることが多く、ボコボコとまでいかなくても、ブヨブヨしている、弾力がないなども血行不良の地肌のコリが原因です。また頭皮も皮膚のため、ニキビなどの「できもの」ができることもあり、この場合は触れると痛みを感じます。

血行不良のコリ

冷え性など、血行がよくないと感じている女性も多く、こうした場合は血行不良のコリである可能性があります。女性は筋肉量が男性に比べ少ないため、血行不良になりやすく、頭皮は末梢神経のため、手足と同じく血行が滞ってしまうのです。

また、デスクワークで一日中パソコンで作業をしている場合も、肩や首の凝りが生じやすく、頭皮に血を流すには首を通らないといけないため、血行不良のコリ原因となります。血行不良となると老廃物を流すリンパの流れも滞り、リンパ管に老廃物が溜まることで頭皮がブヨブヨになり、むくんだり腫れたりすることもあります。

できもの

頭皮を触れて痛いと感じる場合は、できもの、頭皮ニキビである可能性があります。頭皮は毛穴が密集しているため、皮膚分泌も多くニキビができやすい場所。汗をかいても、髪の毛があることで通気性が悪く、アクネ菌が増殖しやすいのです。

また、頭皮も皮膚であることからターンオーバーを行いますが、このターンオーバーが乱れることで、皮膚が厚くなり頭皮ニキビができやすくなってしまいます。頭皮がふくらんでいる場合は、脂肪腫や粉瘤、石灰化上皮腫等の病気である可能性もあるため、病院で診察してもらうとよいでしょう。

頭皮状態をチェックしてボコボコの原因を診断

頭皮の状態をチェックする方法をご紹介します。

頭頂部をグーっと押す

まず指の腹で頭頂部を3秒くらい、グーっと押してみましょう。きもちいいと感じ、肌自体も弾力があるようであれば、頭皮は健康です。

もし押した時に痛みを感じ、頭皮が硬く、押しても弾力がない場合は、過度に緊張している頭皮の状態と考えられます。この場合、血行不良になってリンパの流れも悪いため、老廃物が頭皮に溜まっている可能性も。逆に軟らかすぎてブヨブヨしている場合にも、血行が悪い状態と考えられます。

頭皮が動くか確認する

次に、指の腹で頭皮を押し、前後左右に動かしてみましょう。前や後ろの部分が動くか確認し、指で押さえる位置を横にして全体的に確認します。この時にスムーズに頭皮が動かない場合は、頭皮が凝り固まっている可能性があります。

頭皮の色を確認する

頭皮が赤みを帯びている場合は、日焼けや、炎症、湿疹の可能性があります。肌の色に近い茶色や黄色の場合は、体調がよくない、また紫外線を浴びた時など、頭皮が硬くなって、このような色に見えることがあります。頭皮が青色の場合は、透明感があれば健康であることが多いですが、色が白すぎる、また透明感がない場合は乾燥しているかもしれません。血行が悪かったり、乾燥していたりすると栄養が髪の毛や毛穴まで届かず、薄毛や抜け毛となりやすくなります。

頭皮のボコボコを自分で改善する方法

コリのある場合

頭皮にコリがある場合、ブラッシングで頭皮を刺激するのも効果的です。シャンプー前などに丁寧にブラッシングするように習慣づけるようにしましょう。

また、凝り固まった頭皮を直接マッサージすることで、ほぐすことができます。頭皮のマッサージ前に、リンパ管が集中しているのに滞りやすい部分をマッサージすることでリンパの流れを良くすると効果的ですので、やり方をご紹介します。

  • 脇の下、鎖骨部分を5秒から10秒程押します。
  • 次に髪の生え際を円を描くようにマッサージ。耳の周りには大きな静脈が集中しているため、耳の周りを円を描くようにしっかりとマッサージするのがお勧めです。
  • 首と肩の間部分を5秒から10秒ほど押し、ウォーミングアップ完了です。

こうして、リンパの流れが良くなったら、頭皮のマッサージを行います。

両手を「恋人つなぎ」のように組み合わせ、前頭部から手の腹で圧をかけます。

次に頭頂部に圧をかけます。頭頂部は側頭部に比べ血管が細く、高い位置にあることから重力の関係で血液が特に行き渡りにくい場所です。念入りにマッサージし、血行促進を促しましょう。

この際、百会と呼ばれるツボを押すのも効果的です。百会のツボは頭頂部にあり、左右の耳を結んだラインと、眉間の中心のラインをつないだ場所にあります。ここを、「イタきもちいい」くらいに15回から20回ほど指圧しましょう。百会は、自律神経と繋がっていると言われ、全身の血液の機能が整うことが期待できます。

その後、後頭部に圧をかけ頭部のマッサージとツボ押しを終えたら、耳の下から首を通って鎖骨までリンパが流れるように優しく指で流します、最後に、脇の下、鎖骨をマッサージするとリンパの流れがよくなり、頭部にあった老廃物も流れていくでしょう。

できものがある場合

シャンプーの洗浄力が強いと、頭皮が炎症を起こし、できものができる可能性があります。このような場合、適度な洗浄力のシャンプーに変え、毛穴を詰まらせないようにするとよいでしょう。また、洗いすぎで皮脂を取り過ぎてしまい、過剰に皮脂を分泌して頭皮ニキビができてしまうこともありますので注意しましょう。

また、シャワーで済ませず湯船に入り、自律神経を整えることも大切です。自律神経を整えることでホルモンバランスが正常になり、ニキビの予防に繋がります。湯船に入ることで、血行が良くなりリンパの流れを促進して老廃物を流す効果も期待できるでしょう。

さらに、枕カバーなどを頭皮に触れるものは清潔に保ち、頭皮の環境を整えることも大切です。何度も繰り返す、症状がひどいできもの、ニキビの場合には皮膚科に相談しましょう。

(まとめ)頭皮がボコボコでかゆい!リンパが原因って本当ですか?

ボコボコの正体は頭のコリやできもの

頭皮の血行不足で、ボコボコやブヨブヨになることがあります。また触れて痛みを感じる場合には、ニキビなどのできものが原因となっていることがあります。

頭皮状態をチェックしてボコボコの原因を診断

頭頂部をグーっと押して肌に弾力がある場合は健康です。押した時に傷みがある、弾力がないブヨブヨしている時は緊張状態や血行不良、老廃物が溜まっていることも。また頭皮が動かない時には凝り固まっている可能性があります。頭皮の色が白すぎたり透明感がなかったりする場合には、乾燥していることも考えられます。

頭皮のボコボコを自分で改善する方法

コリがある場合はブラッシングや頭皮マッサージで刺激しほぐすとよいでしょう。できものがある場合は、適度な洗浄力のシャンプーで毛穴を詰まらせないようにし、頭皮の皮脂を正常にするようにしましょう。湯船に入ることで自律神経を整える、老廃物を流し、ニキビの予防にも繋がるでしょう。症状がひどいできものやニキビの場合は皮膚科に相談しましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

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化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。