/* Google font追加 */
STORE

【 毛髪診断士監修 】頭皮がかゆいのはなぜ?フケが出る原因や改善方法についても解説

掲載日:2020.07.03 更新日:2020.07.03

頭皮がかゆい原因は、シャンプーが頭皮に合っていない、できものやニキビができているなどさまざまです。中には、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患が原因になっていることもあります。そこで今回は、頭皮のかゆみの原因や改善方法、フケと頭皮のかゆみの関連性について解説します。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

頭皮がかゆい理由とは?

頭皮がかゆい時に考えられる理由としては、以下のようなものがあります。

  • シャンプー方法や選び方が適切でない
  • 頭皮の乾燥
  • 残留した皮脂
  • ニキビなどのできもの
  • 脂漏性皮膚炎
  • など

シャンプー方法や選び方が適切でない

毎日、シャンプーをしっかりとしているのに頭皮がかゆいという場合は、シャンプーの方法や選び方が適切でない可能性があります。

これまで使い続けていたシャンプーでも、体質や季節の変化を受け、合わなくなることも。
必要に応じて、シャンプーを変えるとよいでしょう。その際、頭皮の汚れを取りながら、頭皮環境を整える頭皮シャンプーを使用するのもおすすめです。

またシャンプーの回数は1日1回で十分です。皮脂が気になるなどの理由で1日2回以上シャンプーをしてしまうと、必要な皮脂まで落としてしまい頭皮の状態を悪くしてしまう恐れがあります。洗いすぎに注意しましょう。

頭皮の乾燥

頭皮が乾燥することで、かゆみを感じることがあります。 洗浄力の強すぎるシャンプーを使うことでもなりえますが、季節的に乾燥しやすい場合にも、頭皮は影響を受けます。また強い紫外線を受けることで、頭皮は乾燥しやすくなります。

さらに、冷房や暖房を使う季節になると、室内と室外の温度差が大きくなり、湿度が低下するので肌の乾燥を感じることもあるでしょう。この場合、頭皮も同じように乾燥しているかもしれない、と意識してケアするようにしましょう。

残留した皮脂

頭皮に残った皮脂が残留し、酸化することで炎症を起こし、かゆみの原因になる場合も。
皮脂腺から分泌される皮脂を栄養として増えていくフケの原因菌は、異常に増えることで頭皮の角質を刺激し、入れ替わりを速めさせ、頭皮のかゆみに繋がります。

ニキビなどのできもの

かゆみを伴うニキビやできものが頭皮にできることもあります。これは、頭皮が乾燥して免疫力が落ちニキビになったり、ターンオーバーが乱れて毛穴に皮脂が詰まりやすくなったりすることが原因です。

軽い湿疹程度であれば数日で自然に治ることもありますが、かゆみが気になり引っ掻くなど刺激を与えると悪化してしまうことも。細菌感染や、広範囲に広がることもありますから、かゆみが強い場合には皮膚科などの診察を受けましょう。

脂漏性皮膚炎

皮脂の量が多く、かゆみを強く感じる場合には、脂漏性皮膚炎を起こしている可能性があります。
この場合、頭皮に紅斑が発生し、フケも大量に出ます。真菌であるマラセチアの繁殖により悪化するため、抗真菌外用剤や消炎外用剤などを使い治療する必要があります。

かゆみの症状と同時に出ることのあるフケについて

かゆみと同時に出る症状として多いのがフケです。かゆみとフケにはどのような関係があるのか解説します。

フケはなぜ出る?

フケは、頭皮の古い角質で、ターンオーバーによって表面に残ったものは洗髪時に洗い流されます。
フケは誰にでも発生するものですが、通常は目視で確認できない小さなサイズです。しかし異常に発生することで目に見える形となり「フケが出ている」と認識できるのです。

頭皮が乾燥することで出る「乾性フケ」は、細かい形状です。一方、皮脂が過剰に分泌されることで発生する「脂性フケ」は、ベッタリと大きな塊のようなフケです。

フケと頭皮のかゆみの関係性

頭皮は健康な状態でもフケ原因菌が存在していますが、栄養源である皮脂が増えることでフケ原因菌も一緒に増えていきます。
この原因菌が異常に増えることで頭皮の角質が刺激され、フケが大量に発生され頭皮のかゆみを感じるのです。

頭皮のかゆみを改善する方法

  • ヘアケア剤やシャンプーを見直す
  • 生活習慣を見直す
  • 市販薬を使用する
  • 皮膚科などで医師の診断を受ける
  • など

シャンプーなどのヘアケア剤を見直す

毎日のシャンプーやトリートメントなど、何気なく使用しているヘアケア剤が頭皮と合わずにかゆみの原因となることがあります。含まれている成分が肌に合わないことで「接触性皮膚炎」を起こすこともありますし、洗浄力が強すぎて頭皮を刺激している可能性も。

これまで問題なく使っていたヘアケア剤でも、季節の移り変わりや、体調の変化により刺激を感じることもあります。頭皮の状態を見て、見直しを検討しましょう。

生活習慣を見直す

頭皮も皮膚の一部ですから、良い状態を保つためにバランスのよい食生活を心掛けましょう。 頭皮に良い食べ物としては、肉類や大豆製品、卵などタンパク質が挙げられます。タンパク質は髪の主成分であるケラチンを生成するために欠かせない栄養素ですから、毎日の食事で摂り入れるようにしましょう。ビタミンEは血行促進効果があるので、頭皮の血流をスムーズに流してくれます。

また、良い睡眠をとり、成長ホルモンをしっかりと分泌させることでターンオーバーが正常に行われ、頭皮状態を改善することが期待できます。深夜0時~3時は深い眠りに入りやすいとされているので、なるべくこの時間帯に眠りに入るようにするとよいでしょう。

また、ストレスを受けると体が緊張状態となり、血行不良の原因となります。小まめに発散するよう、趣味の時間を充実させるのもよいでしょう。精神を安定させる効果があるとされる「セロトニン」を分泌させるため、日光浴をするのもおすすめです。

市販薬を使用する

かゆみが軽度の場合は、ドラッグストアや薬局などで頭皮用の市販の医薬品を購入し、症状を抑えるのもよいでしょう。
頭皮のかゆみを抑えながらシャンプーを見直し、生活習慣を整えることで症状が緩和される可能性があります。

皮膚科などで医師の診断を受ける

かゆみが強い、炎症を起こしている、広範囲に渡っているなどの症状である場合には、皮膚科など医師の診断を受けましょう。

脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患が原因である場合は、治療薬を処方してもらうことで改善が見込めます。症状が長引く場合にも、自己判断で決めずに皮膚科で見てもらい原因を突き止め治療を行いましょう。

頭皮のかゆみは薄毛に繋がる?

頭皮のかゆみが、薄毛や抜け毛を引き起こしている可能性は否定できません。ただし、かゆみの原因によって異なるため、一概に断定することも難しいのが実情です。 頭皮は髪を作り育てる大事な土壌なので、かゆみなどのトラブルが発生しているのであれば、早めに改善するようにしましょう。

薄毛の原因としても、頭皮トラブルからくるものの他、進行性の脱毛症であるFAGAの可能性もあります。薄毛も心配しているのであれば、頭髪治療専門クリニックの受診してもらい、頭皮環境を改善することも検討するとよいでしょう。

頭皮のかゆみは放置せず、原因を突き止め改善しよう

頭皮がかゆい理由や、フケとの関連性、そして改善方法をご紹介しました。症状が軽い場合には、シャンプーなどのヘアケア剤や生活習慣を見直すなど、セルフケアで対処できる場合もあります。またドラッグストアで購入できる市販薬でかゆみの症状を緩和させながら、できることから改善していくのもよいですね。

しかし、かゆみが強い、炎症やかさぶたができている、フケの量が異常に多いなどの場合には、早めに皮膚科で診察してもらい、原因を突き止め治療を行うことをおすすめします。

また、頭皮のかゆみを感じる時点で頭皮トラブルが発生しています。薄毛の原因はさまざまですが頭皮トラブルから起こることもあるので、放置せず早めに対処するようにしましょう。

頭皮のかゆみを感じたのであれば、できることから改善し、症状を見ながら病院へ受診してください。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

注目キーワード |
#頭皮 かゆみ でこぼこ #前髪 フケ #頭皮 カビ #ブリーチ フケ #妊娠 フケ

よくある質問

A.

薄毛のひとの頭皮の特徴として、皮脂腺が大きくなっていることが挙げられます。皮脂腺から分泌される皮脂が過剰に分泌されると毛孔に角栓を形成し、それが原因で毛根周囲に炎症が起こりやすくなります。したがって、頭皮の皮脂が多いことは抜け毛が増える原因のひとつと考えられます。

A.

紫外線は波長によって、UVA・UVB・UVCの3つに分類されます。このうち頭皮・肌に悪影響を与えるのは UVA・UVBの2種類です。紫外線は頭皮・肌に対して、シミ・シワや炎症を起こす原因と言われ、皮膚の乾燥や老化を促進させます。紫外線量が多い日は、通気性の良い帽子をかぶり紫外線から頭皮を守りましょう。

A.

フケは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。ここに皮脂や汗などの分泌物が混じって、悪玉の細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。フケがたまるとカユミがでるのはそのためで、頭皮に炎症や腫れを引き起こす場合もあります。また、カユミから引っかいたりすると頭皮が傷つき、毛根部分の血行障害が起こりやすくなります。いずれにしても、フケがたまると頭皮が発毛しにくい環境になってしまいます。

A.

頭皮の血行を良くするには、マッサージが効果的です。血行が良くなれば、毛乳頭・毛母細胞への栄養補給がスムーズに行われます。マッサージをする場合、爪を立てずに指の腹で揉み込むように行います。頭全体を包み込むように押さえ、適度に力を入れたり抜いたりしながら約5分間ゆっくりとマッサージすると良いでしょう。

A.

主に表皮・真皮・皮下組織の3つに分かれています。毛髪とその3つの皮膚が接している部分を毛包といいます。その毛包の一番下に毛乳頭があり、その周りにある毛母細胞が細胞分裂をして毛髪がつくれられます。毛母細胞はケラチンという皮膚に存在するたんぱく質成分を取り込み毛幹をつくるので、皮膚の一部ともいえます。

よくある質問をもっと見る

RANKINGランキング

最終更新日:

NEW新着

CATEGORYカテゴリ