ノンシリコンシャンプーとは?どんなシャンプーのこと?
掲載日:2020.02.19 更新日:2020.04.16
髪をコーティングして保護するシリコンが入っていないシャンプーのことです
最近では、ノンシリコンであることを強調した謳い文句で販売されるシャンプーが増えてきました。
ノンシリコンとは、髪をコーティングして保護する役割のある「シリコン(シリコーン)」が入っていないという意味で使われています。
これまでのシャンプーの多くには、シリコンが使われていました。
しかし、シリコンは人工的に作られた成分であり、髪や頭皮に良くないという言説が広まり、それとともにシリコンを含まないノンシリコンシャンプーが販売されるようになったのです。
シリコンが頭皮や髪に有害であるという根拠はありません
ノンシリコンのシャンプーが販売されるようになったのは、「シリコンは毛穴に詰まる」、「シリコンが頭皮や髪に蓄積される」といった情報が広まったからです。
そのため、多くの人々がシャンプーに入っているシリコンは悪いものであるかのように考えるようになりました。
しかし、実際には、シリコンが毛穴に詰まったり、頭皮や髪に蓄積されたりするという情報には根拠がありません。
国民生活センターも、シリコンが頭皮や髪に害を与えるという確かな情報はないと主張しています。
さらに、シャンプーにはシリコン以外にもたくさんの成分が含まれているため、頭皮や髪にトラブルが起きたとしても、シリコンが原因とは限らないこと、トラブルがあれば使用を中止し、医師に相談することをすすめています。
このように、シリコンが及ぼす頭皮や髪への影響については、根拠はどこにもありません。
確認できない情報に踊らされないようにすることが大切です。
また、シリコン入りのシャンプーを使ったときに、頭皮にトラブルが発生した場合は、シリコンも含めて、そのシャンプーにはどんな成分が入っているのかを確認することが重要なのです。
ノンシリコンシャンプーにも、メリットとデメリットがあります
シリコンの入らない「ノンシリコンシャンプー」が広まった背景には、シリコンに関する正確ではない悪い情報の広がりがありました。
しかし、シリコンは悪くない、と言ってみたとして、「ノンシリコンシャンプー」が悪いもの、といいたいわけでもありません。
「ノンシリコンシャンプー」には以下のようなメリットがあると言われています。
- パーマやカラーリングの薬剤が浸透しやすくなる
- 自然な洗い上がりを実感できる
- 汚れが落ちやすくなる
反対に、デメリットも存在します。
- 摩擦によって髪がきしむ
- 髪の傷みがひどい場合、髪に負担をかける
- 切れ毛、枝毛を引き起こしやすい
このように、「ノンシリコンシャンプー」にもメリットとデメリットがあります。
また、もともとの髪質やダメージ具合によって、効果は左右されます。
ノンシリコンかどうかだけで選ぶのではなく、自分の頭皮や毛髪に合わせたシャンプーを選ぶようにしましょう。
シャンプーはノンシリコンでも、コンディショナーにシリコンが入っている場合があります
シャンプーを購入する際、一緒に同じブランドのコンディショナーを購入する方が多いのではないでしょうか。
しかし、セットで購入するときには注意が必要です。
ノンシリコンシャンプーを選んで購入したつもりでも、実はコンディショナーにはシリコンが配合されているケースがあるからです。
コンディショナーにシリコンが入っている理由は、仕上がりをより良くするためです。
ノンシリコンシャンプーで髪を洗った後の毛髪のきしみやゴワつきを防いでくれるので、コンディショナーに入るシリコンは、髪質によっては、仕上がりを美しくするための必要な成分とも言えるでしょう。
しかし、どうしてもシリコンを使いたくない方は、シャンプーのパッケージの「ノンシリコン」という大きい文字だけでなく、コンディショナーの成分表もしっかりチェックするようにしましょう。
シリコンは、成分表の中で、ジメチコン、シクロメチコンなどと表記されます。
(まとめ)ノンシリコンとは、どんなシャンプーのこと?
髪をコーティングして保護するシリコンが入っていないシャンプーのことです
ノンシリコンとは、髪のコーティング剤であるシリコンが入っていないという意味です。
多くのシャンプーに使われていたシリコンが頭皮や髪に悪影響を及ぼすといった情報が広まり、ノンシリコンをアピールするシャンプーが増えています。
シリコンが頭皮や髪に有害であるという根拠はありません
シャンプーに配合されているシリコンは、安全性が高く、髪や頭皮に悪影響をもたらすという根拠はありません。
国民生活センターも、シリコンが髪に有害であるという情報はないと主張しています。
ノンシリコンシャンプーにも、メリットとデメリットがあります
ノンシリコンシャンプーには、パーマやカラーリング剤が浸透しやすく、汚れも落ちやすくなるというメリットがあります。
反対に、髪がきしむ、髪の傷み具合によって切れ毛や枝毛を引き起こすというデメリットもあります。
シャンプーはノンシリコンでも、コンディショナーにシリコンが入っている場合があります
ノンシリコンシャンプーを選んでも、コンディショナーにシリコンが配合されているケースがよくあります。
ノンシリコンのものを選んで使用するのであれば、コンディショナーの成分も確認しましょう。
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