育毛に効果的な食事メニューや栄養素を紹介!コンビニ飯でも髪は生える?

掲載日:2020.03.12 更新日:2020.03.12

この記事の監修 アンファー株式会社

人間の体は食べた物からできており、それは髪の毛も同じです。髪に良い栄養を含んだ食べ物を摂ることで、健康で美しい髪を育てることが期待できます。

そこで今回は育毛に良い食事とメニューを紹介します。また、忙しくて自炊していられないという人のために、コンビニ飯でも育毛をフォローすることは可能かという疑問についてやおすすめのメニューをご紹介します。

育毛によい食事に必須の栄養素とは?

育毛に良い食事メニューを知るためには、まず育毛に良い栄養素を知っておくべきです。

どのような栄養が髪に良いかを知っておけば、今回紹介するメニュー以外でも、自分で育毛に良いメニューを考えることができるからです。

育毛に欠かせない3つの栄養素を紹介します。

  • タンパク質・ビタミン
  • ミネラル

タンパク質

まず、育毛で欠かせない栄養素は「タンパク質」です。タンパク質は髪の元となるケラチンの主成分なので、タンパク質がなければ髪を作りだすことができません。育毛を促したいのであれば、良質なタンパク質を含む食材を使うようにしましょう。

良質なタンパク質は「肉、魚、卵、大豆、乳製品」に主に含まれます。肉類は基本的にタンパク質を多く含んでいますが、おすすめは鶏ムネ肉です。なぜならば、鶏ムネ肉は脂質が少なくとてもヘルシーで、脂質を気にしなくても良いからです。
また、鶏肉の皮や骨にはコラーゲンが豊富に含まれます。コラーゲンは髪にハリとツヤを与えてくれるため、鶏肉も育毛におすすめの食材と言えます。

これらのことから、育毛メニューとして肉類を使う場合は鶏ムネ肉を皮ごと積極的に使うと良いでしょう。

ビタミン

次に育毛に欠かせないのは「ビタミン」です。ビタミンの多くは頭皮環境を整える大切な栄養素です。育毛では髪の土台の頭皮が健康でないと、意味がありません。

ビタミンの中でも、血行を良くして髪に栄養を運びやすくするビタミン「E」、頭皮の新陳代謝を良くするビタミン「B群」は積極的に摂取するようにしましょう。

ビタミン「E」は緑色野菜やナッツ類に、ビタミン「B群」は玄米やレバー、マグロに多く含まれています。

ミネラル

育毛には「ミネラル」も必要不可欠です。とくに「亜鉛」は、タンパク質から髪を作りだすのに必要な栄養素なので重要です。亜鉛は牡蠣や豚レバーに多く含まれています。

これらの食材が苦手であるのなら、サプリメントを活用しても良いので、亜鉛はしっかりと摂取するようにしましょう。

育毛によい食事メニューを紹介!

それでは、育毛に良い食材をたっぷり使った、育毛におすすめのメニューをご紹介します。どのメニューも比較的簡単で材料も手に入りやすいので、ぜひ試してみてください。

もちろん、先ほど紹介した育毛に良い成分の入った食材をプラスしてオリジナルメニューにしてみるのもアリですよ。

  • ツヤのある髪に!「海藻サラダ」
  • 大豆イソフラボンが豊富な「納豆乗せ豆腐」
  • 良質なタンパク質と亜鉛が摂れる「しそささみ」
  • ビタミンと亜鉛がたっぷり「レバニラ」
  • 育毛に良い栄養がまるごと入った「ビビンバ」

ツヤのある髪に!「海藻サラダ」

海藻には髪に嬉しい成分がたくさん含まれています。特に、多くの海藻に含まれる「ヨード」は、甲状腺ホルモンの分泌を促し、髪を美しく育ててくれる効果が期待できます。

ただし、ヨードをとり過ぎると甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるため、甲状腺障害が起こりやすいので注意してください。

とはいえ、ごく通常の範囲内でなら問題はありませんので、海藻サラダのレシピを見てみましょう。

【海藻サラダのレシピ】

材料(2人分)

  • 乾燥の海藻ミックス(2g)
  • キャベツ(葉を2枚)
  • ニンジン(1/4本)
  • キュウリ(1/2本)
  • 市販の青じそドレッシング(適量)

作り方

  • ①キャベツ、ニンジン、キュウリをそれぞれ千切りにする
  • ②切った野菜と乾燥の海藻を軽く茹でる
  • ③②を流水で冷やし、水をよくきる
  • ④ドレッシングをかけて完成

大豆イソフラボンが豊富な「キムチ乗せ豆腐」

大豆イソフラボンは、髪を美しく育てるために必要不可欠な女性ホルモンに構造が良く似ていることで有名です。

女性ホルモンは30代後半になると次第に減少してしまいますが、大豆イソフラボンを摂ることで、足りなくなった女性ホルモンの働きを補う効果が期待できます。

また、髪を育てるのに良い栄養素のひとつにIGF-1がありますが、これは唐辛子に多く含まれます。

そんな大豆イソフラボンとIGF-1を豊富に摂れるのが、大豆を主原料とした豆腐と唐辛子を美味しく食べられるコラボメニュー。ヘルシーなので、ダイエットにもぴったりです。

【キムチ乗せ豆腐のレシピ】

材料(2人分)

  • 木綿豆腐(1丁)
  • 納豆(1パック、たれ付きのもの)
  • キムチ(50g)
  • 卵(卵黄のみ)(2個分)
  • きざみのり(少々)
  • 醤油(少々)

作り方

  • ①納豆にたれを入れて混ぜる
  • ②①とキムチを混ぜる
  • ③豆腐に②と卵黄、きざみのりを乗せ、醤油を少したらして完成

良質なタンパク質と亜鉛が摂れる「しそささみ」

育毛に欠かせないタンパク質をたっぷり含んでいる鶏肉。ささみは鶏肉の中でも特にヘルシーなので「育毛したいけれど、太りたくはない」という人におすすめです。

そして、大葉(しそ)はビタミンBと亜鉛を豊富に含んでいるので、しそささみはとてもヘルシーな上に、育毛には欠かせない栄養素はしっかり入っている女性の味方メニューなのです。

【しそささみのレシピ】

材料(2人分)

  • とりささみ(150g)
  • 大葉(10枚)
  • ショウガ(1/2片)
  • 醤油(おおさじ1)
  • みりん(おおさじ1)
  • 料理酒(おおさじ1)
  • 酢(小さじ1)

作り方

  • ①大葉は手で食べやすい大きさにちぎる
  • ②ささみをゆでる(中までしっかり火を通す)
  • ③冷水でささみを冷やし、食べやすい大きさに切る
  • ④ショウガを千切りにする
  • ⑤全ての調味料とささみ、ちぎった大葉を混ぜて完成

ビタミンと亜鉛がたっぷり「レバニラ」

レバーはビタミンA・B群が豊富であり、育毛に良い栄養素が多く含まれている食材です。

そして、ニラもレバーと同じくビタミンB群が豊富に含まれています。また、体内でビタミンAに変換される作用をもつβ-カロテンも多く含まれます。そのためレバニラは、スタミナをつけると同時に育毛もサポートしてくれるのです。

【レバニラのレシピ】

材料(2人分)

  • 豚レバー(150g)
  • ニラ(1/2束)
  • もやし(1/2袋)
  • ゴマ油(小さじ半分程度)
  • オイスターソース(小さじ2)
  • みそ(小さじ2)
  • 料理酒(小さじ1)
  • 醤油(小さじ1)
  • ニンニク(チューブ・少々)
  • 片栗粉(少々)

作り方

  • ①レバーを一口大に切る
  • ②ニラを3cm程度ずつ切る
  • ③みそ、料理酒、醤油、ニンニクチューブとレバーをあえて10分置く
  • ④③に片栗粉をまぶす
  • ⑤フライパンにごま油を入れ、④を炒める
  • ⑥レバーにある程度火が通ったらもやしとニラ、オイスターソースを入れ、さらに炒めて完成

育毛に良い栄養がまるごと入った「ねばねばビビンバ」

ビビンバは基本はひき肉、ナムル、ホウレン草で作りますが、他の具材を入れてアレンジが効くのが特徴です。

そこで、育毛に良い栄養を足すため、大豆イソフラボンが豊富な「納豆」とヨードが含まれている「めかぶ」を足したビビンバの作り方を紹介します。

【レバニラのレシピ】

材料(2人分)

  • 卵(卵黄のみ)
  • 味付けめかぶ(1パック)
  • 納豆(1パック)
  • もやしナムル(少々)
  • ほうれん草(1束)
  • 鶏ひき肉(30g)
  • 焼き肉のたれ(少々)
  • ご飯(どんぶり1/2程度)
  • ごま油(少々)
  • 塩(少々)

作り方

  • ①焼き肉のたれで鶏ひき肉を炒める
  • ②ホウレン草を茹でて水気をしっかりとってから一口大に切り、ごま油と塩で味を整える
  • ③納豆とめかぶを混ぜる(納豆に付属のタレがあれば入れる)
  • ④どんぶりに盛ったご飯の上に、①②③と卵黄、もやしナムルを乗せて完成

育毛をサポートする食事はコンビニでも購入できる?

育毛に効果的なメニューを紹介しましたが、中には「忙しくて自炊する暇もない」という人もいるでしょう。自炊の暇もない人の強い味方と言えば、コンビニ飯ですが、コンビニ飯でも育毛に必要な栄養は摂れるのでしょうか?

そこで、ここではコンビニ飯でも育毛をサポートできるかどうかについて、解説します。

コンビニ飯が身体に悪いのは過去の話だった

コンビニ飯と言えば「身体に悪い」というイメージがある人は多いでしょう。カロリーばかり高く、コンビニ飯ばかり食べていては太る上に栄養バランスが崩れて病気になりそうと思う人は多いもの。

しかし、コンビニ飯=身体に悪いというのはもはや過去の話です!

最近では技術が発達した上に、健康志向の人が増えたので、コンビニでも野菜を豊富に使ったメニューはたくさんあります。そのため、育毛に良い栄養素を含んだメニューも多くあり、コンビニ飯でも育毛サポートは可能なのです。

育毛によいコンビニの食材とは

コンビニ飯でも育毛は可能ですが、具体的にはどのような食材を選べば育毛に良い栄養が摂れるのでしょうか。

コンビニ飯で育毛におすすめの食材は以下の通りです。

  • サラダチキン
  • おでん(卵・昆布)
  • 納豆
  • ミックスナッツ
  • バナナ

これらの食材には育毛に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルが多く含まれています。そして、どれも高いものではないので、コンビニでご飯を買う時には1品プラスしてみることをおすすめします。

食事以外で気を付けたい育毛のための注意点

育毛は栄養バランスの整った食事メニューを摂ることが大切ですが、食事に気を付けるだけでは実は不十分です。育毛をサポートしたいのであれば、食事以外にも2点、気を付けるべきことがあります。

  • ストレスは溜めないようにする
  • 良質な睡眠を取る

ストレスは育毛の敵!溜めないようにしよう

日常でストレスが溜まることは多々あるでしょう。しかし、ストレスは育毛の敵とも言える厄介なものなので、なるべく溜めないように心がけましょう。

なぜストレスが育毛の敵かというと、ストレスは溜まると自律神経を乱し、血行不良を招きます。血行が悪くなると、髪に栄養が届きにくくなってしまうのです。

ストレスを溜め込まないように、趣味を楽しむなどして発散することを心がけましょう。

良質な睡眠は髪を育てるために不可欠

いくら髪に良い栄養素を摂っていても、睡眠不足や夜更かしが習慣化してしまっていては、栄養を活かしきれません。

なぜなら、髪は寝ている間に分泌される「成長ホルモン」によって育つからです。

この成長ホルモンは夜の10時から夜中の2時にかけてもっとも分泌されますが、この時間帯に起きていたり、寝ていても眠りが浅かったりすると、十分に分泌されません。

その結果、髪がきちんと育たないので、育毛効果が上手く発揮されなくなってしまうのです。髪を育てるためには、質の良い睡眠をしっかり摂ることが大切です。

育毛は食事改善から!生活を見直すことも大切

育毛をするには、育毛に良い栄養素が含まれる食事を摂るようにすることが大切です。育毛には「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」が欠かせません。これらの栄養素を持った食材を使い、バランスの整った食事を取ることを心がけましょう。

また、食事以外でもストレスや睡眠不足は育毛を阻害する原因になるので、注意しましょう。育毛を促進させたいのであれば、食事や生活の改善を行いましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。